西丹沢 権現山(1138m)、畔ヶ丸(1292.6m)、屏風岩山(1051.6m) 2013年12月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:46 林道入口−−7:00 登山道入口−−7:11 斜面取付−−8:25 権現山−−9:36 畦ヶ丸山 10:04−−10:07 避難小屋−−10:33 大滝峠上−−10:36 大滝峠−−11:12 屏風岩山 11:49−−12:40 林道−−12:43 林道入口

場所神奈川県足柄上郡山北町
年月日2013年12月7日 日帰り
天候
山行種類籔山+一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道入口の橋の上に駐車
登山道の有無権現山南尾根と屏風岩山東尾根は無し、他はあり
籔の有無屏風岩山東尾根650m肩直下以外は籔無し
危険個所の有無無し
山頂の展望権現山:南の展望あり
畦ヶ丸山:西に少し下れば西側の展望あり
屏風岩山:展望なし
GPSトラックログ
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コメント権現山、畦ヶ丸山、屏風岩山を反時計回りに周回。権現山は南尾根を登り屏風岩山は東尾根を下った。どちらも登山道は無いが藪も無く快適に歩ける。特に屏風岩山東尾根は鹿避け柵があり柵に沿って作業道?あり




林道入口の橋に駐車 林道入口
遊歩道入口手前の駐車場 遊歩道入口
斜面が法面になる手前で取り付く ここから斜面に取り付いた
急斜面をよじ登る トラバースする道に出た
尾根に乗る 788m峰
標高860m付近 標高1010m付近
権現山直下で鹿避け柵登場 権現山山頂
権現山は南のみ展望あり 畔ヶ丸方面に向かう
真新しいフィックスロープ 1040m鞍部西側の谷にロープが垂れていた
西丹沢自然教室方面分岐 大したことが無い痩せ尾根
最初の1030m峰 当初登ってくる予定だった2つ目の1030m峰南尾根
1079m峰を巻く道。でも北東に下ってしまう 1079m峰
1100m峰 標高1130m付近
標高1230m付近。笹が登場 標高1250m付近
畔ヶ丸山頂
畔ヶ丸山頂西側から見た南ア
1280m峰で分岐あり 避難小屋
大滝峠上。東海自然歩道が分岐 大滝峠
この道は廃道化 丹沢では鹿避け柵の出入りはドアではなく梯子
余計な道にはこんな案内 990m峰
屏風岩山直下 屏風岩山山頂
ほとんど文字が消えた案内 屏風岩山東尾根には×マークが
1050m峰。鹿避け柵あり 1020m肩
965m峰 900m肩
標高770m付近よりしばらく鹿避け柵が続く
650m肩付近から見た畔ヶ丸、屏風岩山
650m肩から作業道?を離れ東に下る バラけた急斜面が終わると尾根が収束
490m小ピーク手前で左に下り始める 植林斜面を下る
林道に出た 車に到着


 今週も西丹沢に出向く。初日の目的地は権現山、畦ヶ丸山、屏風岩山。接近しているのでそれらを結んで周回が可能と見た。一応ネットで検索し、権現山は南尾根を、屏風岩山は東尾根を歩いた記録を発見し危険箇所はなさそうとの感触を得た。この2つの尾根を使用すれば効率よく周回可能だ。なお、最初は避難小屋付近から取り付いて1000m峰経由で権現山〜畔ヶ丸を結ぶ尾根の中間地点に突き上げようと行こうと考えていたが、ネットの情報で788m峰経由で権現山に直接登ることにした。

 スタート地点は大滝キャンプ場のある林道入口。橋の袂に林道入口があり畦ヶ丸の案内があり、入口から400mは待避所が無いので先入車優先との看板あり。林道途中に駐車場は無さそうなので橋の上に駐車。ここは道幅が広く迷惑にならない。今日は寒気が入って気温が下がる予報だったがまだ暖かい。

 林道は最初からダートだが状態はいい。入って50mほどで広場があり駐車可能だった。残念。ゲートは空いていてピストンだったらこのまま遊歩道入口まで車で乗り付けることが可能だ。林業関係だろうか車に追い越された。この車は遊歩道入口に駐車していた。

 林道が右に大きくカーブするところで東海自然歩道起点。さすがにいい道だ。ただしこのまま上がっていくと大滝峠上まで行ってしまうので途中で斜面に取り付く必要がある。取り付きは600m付近の南西に張り出した小尾根。ただし末端は崖マークなので手前で取り付く必要がありそうだ。

 植林斜面を横断し沢に沿って高巻きするところで斜面に移行、それより先は崖で取り付けなかったためだ。ここは目印でもあるかと思ったが何も無し。杉の植林急斜面を獣道でジグザグに高度を上げる。途中、作業道らしきトラバース道と遭遇、西にずれて尾根に近づいてから尾根に乗る。こちらは明るい自然林。明瞭な尾根で適度な傾斜、グングン高度を上げる。道は無いが藪も無くたまに目印を見かけるが明瞭な尾根なので少なくとも登りでは目印は不要だろう。

 1020m肩では下りのためか目立つ目印あり。ここで尾根が屈曲しているので下りで利用する場合は要注意。さらに登って権現山山頂へ。

 山頂は樹林に覆われているが南側のみ開けて箱根の展望があった。土管でできた簡易椅子と山頂標識があるが、ネットによると確か正式登山道は今は通行止めになっていたような。登る人が全くいなくなったわけではないと思うが行政による整備は行われないのだろう。私は休憩なしで山頂を出発するので本日どれくらいの登山者がやってくるのかは不明。

 ここからしばらくは昔の正式登山道。歩いた感じでは今でもよく歩かれていると思う。手製の標識があったりフィックスロープが新しかったりする。それでも1箇所だけ尾根を間違って下りそうになったので気を抜かない方がいい。1050m峰を越えると登山道分岐で右に下れば西丹沢自然教室、私の目的地は畦ヶ丸方向なので尾根を直進。登山道無しの表示があるが明瞭な踏跡が続き新しい靴跡も見られたので、そこそこメジャールートらしい。

 明瞭な尾根なので迷う心配は無し。尾根上には藪も無い。当初登る予定だった1040m峰から南に延びる尾根は植林で作業道があり、予想通り使えそうだった。ただ周回するには半端な尾根である。1079m峰は東を巻く明瞭な道があったので辿ったらそのまま北東尾根を下るよう道が付いていたのでピークに登り返し。そこから先は畔ヶ丸への本格的な登り返しだがいい道が続く。標高が上がると笹が出てくるが道が消えることはない。

 登りきると畔ヶ丸山頂に飛び出す。登山道は南西〜北東方向だが南東方向から出てくる登山者は少ないだろう。山頂では2人が休憩中。こちらもちょっと休憩。山頂部は樹林に覆われて展望は良くないが、僅かに西側に下れば西側の展望が得られ、南アの白い峰、北岳と間ノ岳が見えた。

 この先はしばし正式登山道歩き。僅かに下って避難小屋あり。かなり立派だが水が無いのが難点。さらに南下して東海自然歩道起点の林道入口方面(大滝橋)への分岐がある大滝峠上を通過、その先に大滝峠がありここから東海自然歩道がさらに西へ延びていたのだが、沢沿いの道で近年のゲリラ豪雨で荒れたのか今は廃道化しているが現場の標識にはそのことは書かれていなかった。こちらは直進なので関係無いけど。

 これより先はエアリアマップでは赤破線だが、道のグレードはそのままだ。登山道というより作業道かもしれないがかなりまともだ。藪も無い。鹿避け柵に梯子がかかったのが見受けられるが、他のエリアでは柵への出入りはドアがあるが丹沢の場合はドアは設けないで梯子(脚立)で乗越えるのがデフォルトらしい。それはそれで合理的かも。

 小さなピークを越えつつ南下していき、最後に詰めると屏風岩山山頂。名前からして岩があるかと思ったら全く見当たらず。手製の山頂標識があるだけで、各方向の案内標識はほとんど文字が消えてしまっている。これから下る東尾根方向は気の幹に×マークが描かれていた。先客は単独男性が1名。話を聞くと丹沢でエアリアマップに名前が記載されている山を全部登るのが目標だそうで、今日はミツバ岳、権現山、屏風岩山と歩いてきて残り1山(どこだったか忘れてしまった)だそうだ。道が無い山も歩いているはずで、バリエーションルートも慣れているだろうが、たまに失敗することはあるそうだ。ま、下りは難しいからな。これからミツバ岳登山口まで戻り、明日は最後の1山を登るそうだ。私は神奈川県については地形図記載の山を優先しているので、エアリアマップの山まで手が回るのはまだ先かな。

 男性は南に戻っていき私は昼飯。食っているとなんと東尾根から2人組が登ってきた。予想外の展開だが、話を聞くと本当は東海自然歩道を歩いて大滝峠上経由で畔ヶ丸を目指すはずだったのだが、なぜか屏風岩山に出たとのこと(到着当初はどこに到着したのか分かっていなかった)。東海自然歩道から作業道がいくつも分岐する場所があるので、そのうちどこかに入り込んだのだろう。その作業道もそれほど薄くはなかったようで淡々と登ってきたら屏風岩山だったとのこと。一般登山者だとこんなこともあるのか。私の場合は登山道を歩くというより尾根を歩く感覚なので、登山道が変に巻いた個所など尾根を直登したりするので、登山道からズレても少なくとも登りで尾根を間違うことはない。一般登山者だと歩いている最中に地図など見ないのが普通かも。2人は畔ヶ丸方面へと下っていった。

 私も出発。2人がどこの尾根から東尾根に乗ったのかは不明だが、私は道の有無とは無関係に最後まで東尾根を歩く予定。東隣の1050m峰で鹿避け柵が登場、尾根はやや右に折れて下っていく。その後も時々地形図を見て部妙な尾根の屈曲を確認しつつ進んでいくが概ね大きな尾根を素直に辿ればいい。おおよそ植林が続き作業道も続くので道無しではなかった。

 650m肩付近は長い区間に渡って鹿避け柵が設置されそれに沿って歩いていく。650m肩では柵は南東方向の尾根に下っていき作業道も同じく南東へ。たぶんこの尾根の末端付近に作業道入口があるのだろう。こちらはこのまま東に進む。

 東方向は尾根がバラけてルートが分かりにくく方位磁石で東を確認して下っていく。倒木等があってちょっと藪っぽく見えるが実際には藪漕ぎは不要で邪魔な木を避けて下っていく。少し標高を落とすと尾根が明瞭化し安心する。こうなると何となく道筋が現れる。

 そのまま進んで末端付近で少し登り返す場面で、どうせ下るので登っても労力が無駄なので左へ下っていく。植林の向こう側に林道が見えているのでもうゴールは近い。植林中は藪も無く適当に斜面を下って林道に出た。林道入口から100mくらいの駐車スペースがあるカーブだった。

 ちょっとだけ林道を歩いて車へ。駐車している車は私の1台だけだった。

 

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